2023年10月28日
住宅が原因とされる病状がいくつもあることをご存知ですか?
家の中で過ごす時間が知らず知らずに、健康をむしばんでいることが多く報告されています。
「シックハウス」という言葉をお聞きになった方おられると思います。
実は国が「安全 安心」だとお墨付きを、与えたはずのF☆☆☆☆の【新建材】が、わずか1種類の化学物質しか測定していない
という真実をご存知だったでしょうか?
家の新建材から放出される化学物質が原因で、シックハウス症候群患者が国内で急増し、それを改善するために策定された
F☆☆☆☆建材は、規制物質としてホルムアルデヒド1種類のみ。
さらに、厚生労働省は住宅に使用する禁止化学物質としての指定はクロルピリホス1種類だけとなっております。
現在有害とされている物質は13種類あり、下記の通りです。
ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、エチルベンゼン、スチレン、クロルピリホス、フタル酸ジ -n- ブチル、テトラデガン、フタル酸ジ -2- 、エチルヘキシル、ダイアジノン、アセトアルデヒド、フェノルカルブ。
要するに基準の最高レベルのF☆☆☆☆(フォースタ)建材にも人体に危険な化学物質が多く含まれていることを知っておかなければいけませんね。
その結果、F☆☆☆☆建材の普及が国内に広がるのと比例して、シックハウス患者の数は、現在も増え続けています。
ちなみに、ヨーロッパやアメリカでは約50種類以上の揮発性化学物質【VOC】が住宅用建材に使用する事を禁止し、その規制数は
年々増え続けています。
日本が諸外国と比べて、このように基準が甘いのは、法を策定する官僚が建材メーカーやハウスメーカーに天下りするとの
蜜月関係など、日本独特の慣習が原因の一つになっているという考え方もあります。
リード・アーキテクトでは「住医学研究会」という組織に属しており、常日頃より住まいと健康について考えています。
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