58歳の時、体をこわし、その時から家と健康について関連性を考え始めました。はじめは大手メーカーの家で考えていたのですが、どのメーカーも家全体を密閉状態にしてエアコンなどの機械に頼る家づくりばかりでした。また私は、自然素材にも興味があったので、なかなか話を進められる会社さんとは出会えませんでした。

そんな時にたまたまた京都市にあるリード・アーキテクトさんが健康住宅を建てていることを知りました。スタッフさんたちは皆さん、ベテラン揃いで、遠藤社長や設計士の上羽さんの家づくりと健康に関する知識はずば抜けていました。とても勉強させていただきました。

特に共感したのが、「家が呼吸する」という部分です。豊かな自然の中では森林浴の効果でリフレッシュできるのと同じように自然素材だけで作った家の中でも癒しを感じられるというもの、素晴らしい考え方だと思いました。リード・アーキテクトのモデルハウスも見学させていただきました。小さな家ながらもとても開放感があり、気持ちの良い空間でした。空気がとても美味しかったですね。もうここで建てようと決意を固めました。

私の家づくりは自然をお手本としたことがポイントです。自然素材が呼吸するように、快適な空気を維持し、住む人も自然の中にいるのと同じく深呼吸してリラックスできる家です。そのため、できるだけドアや間仕切りをつけずにＬＤＫを中心として一体感ある間取りにしました。こうすることができたのも、リード・アーキテクトさんの家の断熱性能の高さがあってのものです。

完成した家はエアコンをほとんど使わなくても夏は家の入ると少しひんやりした感じです。冬は各部屋、温度変化も少なくヒートショックとも無縁です。日本に昔からある自然素材や建材を上手に使用するとこんなにも素晴らしい家ができるんだなあと、感心しています。
今では体調も良くなり、この家で快適に暮らしています。